問 題
次は、農地に関係する用語に関する記述であるが、A、B、Cに当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。
A とは、現に耕作に供されておらず、耕作の放棄により荒廃し、通常の農作業では作物の栽培が客観的に不可能となっている農地をいう。農業委員会などの現地調査により調査されている。
B は、地域内に分散・錯綜 (さくそう) する農地を借り受け、条件整備等を行い、再配分して担い手への集約化を実現する事業を行っている。
農業委員会とは、主たる使命である農地等の利用の最適化の推進を中心に、農地法に基づく農地の売買・貸借の許可、農地転用案件への意見具申など、農地に関する事務を執行する行政委員会として、 C に設置されるものをいう。

正解 (1)
解 説
A ですが
選択肢より 「荒廃農地」か「耕作放牧地」です。農業委員会などの現地調査により、客観的に作物の栽培が不可能となっている農地は「荒廃農地」です。正解は 1 ~ 3 です。ちなみに耕作放棄地は、農家自身が「1年以上作付けせず、今後数年の間に再び作付けする予定がない」と判断した土地です。
B ですが
記述の内容が農地の所有者と、農地を集約して活用したい担い手の間を取り持っているような立場とわかります。「農地中間管理機構」が妥当と判断できるのではないでしょうか。正解は 1 or 2 です。ちなみに、農地所有適格法人は「農地等の権利を取得し,農業を行うことのできる法人」です。
C ですが
農業委員会は「市町村」に設置されます。
以上より、正解は 1 です。

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