公務員試験 2019 (R1) 年 国家一般職 (農学) No.21 解説

 問 題     

次は、花きの花序に関する記述であるが、A~Eに当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。

花の配列は植物の種類によって一定の様式があり、この配列様式を花序という。茎の先端の分裂組織から花芽分化してそれより基部の腋芽に向かって分化が続くものをA 花序、茎の側方に下から上に向かって花芽分化するものをB 花序という。

図 1 は C 花序といい、キク科に見られる。図 2 は穂状花序といい、このタイプの花には D などがある。また、図 3 は二出集散花序といい、このタイプの花には E などがある。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

A,B ですが
花が「下から上に向かって咲き進み、最後に頂端の花が咲く」のが無限花序です。花が「頂花から咲きはじめ、下に向かって咲き進む」のが有限花序です。A が「有限」、B が「無限」です。正解は 1 ~ 3 です。


C ですが
図 1 は「頭状」花序です。総状花序は、図2の穂状花序における花柄のない花が、花柄がある花になった様式です。C は「頭状」です。正解は 2 or 3 です。

D ですが
選択肢より、グラジオラスかシュッコンカスミソウです。穂状花序タイプの花はグラジオラスです。これにより、E はベゴニアとわかります。ちなみにですが、シュッコンカスミソウは 二出集散花序 タイプの花です。ストックは総状花序 タイプです。


以上より、正解は 3 です。

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