公務員試験 2019 (R1) 年 国家一般職 (農学) No.11 解説

 問 題     

次は、ムギ類についての生態的特性や栽培特性に関する記述であるが、A~Eに当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。

コムギの栽培品種は、 1 粒系、 2 粒系、普通系に分類される。世界で最も多く栽培されているコムギは、 A である。

オオムギは、遺伝的特性として短型のB と長型の C があり、前者は短稈で倒伏しにくいが寒さに弱い。また、オオムギは、穂の形態で六条オオムギと二条オオムギに分けられ、我が国でビールの原料に使われているのは、主に D である。

ムギ類は冷涼な気候を好み、耐寒性は、一般にE が最も強い。

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

記述 A ですが
現在主流のコムギ品種は、二粒系のデュラムコムギ、普通系のパンコムギです。世界で最も多く栽培されているコムギは パンコムギです。正解は 1 ~ 3 です。


記述 B,C ですが
オオムギは「短型の 渦性」と「長型の 並性」があります。正解は 1 or 2 です。


記述 D ですが
日本でビール原料に使われるのは「二条オオムギ」です。これにより、E は ライムギとわかります。


実際に解く場合は、E がライムギがわかりやすく、すぐに 2 or 4 の 2 択になります。そして、D が 二条オオムギもわかりやすいので、正解は 2 という流れで判断するとよいのではないでしょうか。


以上より、正解は 2 です。

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