公務員試験 2023年 国家一般職(土木) No.34 解説

 問 題     

盛土の施工に関する記述 ㋐ ~ ㋓ のうち、下線部が妥当なもののみを挙げているのはどれか。

㋐ 土だけで盛土を築造する場合ののり面(斜面)の水平からの角度は、通常は 45 ~ 50° である。

㋑ トラフィカビリティとは、軟弱な土の上での建設施工機械の走行性の良否を示す地表面の能力のことである。

㋒ 土を締め固める施工機械として、主にクラムシェルが用いられる。

㋓ 細粒分が多く、含水比が高い土を締め固め過ぎると強度が低下する現象のことを過転圧 (オーバーコンパクション) という。


1.㋐、㋑
2.㋐、㋒
3.㋑、㋒
4.㋑、㋓
5.㋒、㋓

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

㋐ ですが
45 ~ 50° は急勾配すぎるという感覚ではないでしょうか。一般に 30° 付近です。㋐ は誤りです。

㋑ は妥当です。
トラフィカビリティーについての記述です。

㋒ ですが
クラムシェルは 地面よりも低い場所の掘削に適する掘削機の一種です。土の締固めには用いられません。締固めに用いられる代表的土工機械は「~ローラー」です。㋒ は誤りです。

㋓ は妥当です。
過転圧 (オーバーコンパクション) に関する記述です。


以上より、正解は 4 です。

コメント