公務員試験 2019年 国家一般職(土木) No.37解説

 問 題     

河口部の水理現象に関する次の記述の ㋐、㋑、㋒ に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。

「河口付近では、淡水である河川の流れと海水である海の流れが入り混ざる。また、海洋には潮汐による水位変動があり、その影響を受ける河川の区間は ㋐ と呼ばれる。㋐ における流動形態は、陸水と海水間の混合の強弱によって分類されるが、一般に、潮差による混合が弱い ㋑ に注ぐ河川の河口では、 ㋒ くさびを形成する弱混合型の流動形態が多く観察される。」

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

㋐ ですが
河川河口付近で、水位や流速に海の潮汐が影響を与える区間を「感潮区間」といいます。㋐ は「感潮区間」です。正解は 1 ~ 3 です。

㋑、㋒ ですが
感潮区間における混合が弱いのは日本海側です。混合が強いのは太平洋側です。㋑ は「日本海側」です。混合が弱くその間に明瞭な界面が存在し、「塩水クサビ」といいます。㋒ は「塩水」です。


以上より、正解は 2 です。

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