問 題
入札方式に関する次の記述の ㋐、㋑、㋒ に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。
「㋐ は、発注者が公告を行った上で手続を開始する発注方式で、参加条件を満たしている者は全て入札に参加できる方式である。しかし、この方式は、主に入札価格により受注者を決定していたため、品質確保の観点から問題視される ㋑ が生じる場合があった。
こうした中、近年の発注手続においては価格や技術提案、業績などの項目を点数化した上で、それらの項目を包括的に考慮し、受注者を決定する ㋒ の導入が進んでいる。」
正解 (1)
解 説
㋐ ですが
随意契約は、公共機関側が任意に受注者を選んで締結する契約です。入札参加できる方式とあるので「一般競争入札方式」が妥当です。ちなみに参加者を指定するのが指名競争入札方式です。正解は 1 or 2 です。
㋑ ですが
価格のみで受注が決まるなら、とりあえず 安値で受注して、見かけだけ整えればいいといった 品質度外視の戦術 がまかり通ります。商品を安売りすることを「ダンピング」といいます。正解は 1 です。これにより、㋒ は「総合評価落札方式」とわかります。
ちなみに
プロポーザル方式は、複数の者に目的物に対する企画を提案してもらい、その中から優れた提案を行った者を選定することです。プロポーザル:proposal が「提案」の意味です。
以上より、正解は 1 です。
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