公務員試験 2019年 国家一般職(土木) No.24解説

 問 題     

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

・重心位置に外力 P ならば σc = ーP/A です。中空円形なので 外側の円ー内側の円を計算すれば A = πd2/4 ー πd2/16 = 3πd2/16 です。

・偏心荷重の場合
重心位置の場合の応力に加えて「曲げ応力」が加わります。曲げ応力は、±M/I × y です。I は断面二次モーメントです。中空円形なので I =  (π/64) × {d4 – (d/2)4} です。

引張側の最大応力は
y = d/2 の時、(M/I) × d/2 です。

M は荷重によるモーメントです。
モーメントは「力 × 距離」なので、直径を d とすれば M = P × 3d/8 です。

これらを代入して整理すると 112P/15πd2 を得ます。計算の一例が以下の通りです。

以上より、正解は 2 です。

類題 H24 no23
https://yaku-tik.com/koumuin/h24-doboku-23/

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