公務員試験 2021年 国家一般職(土木) 工学に関する基礎 No.5 解説

 問 題     

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

行列の 積は「左側の行と右側の列の積」がポイントです。行列はベクトルを並べたものなので、ここでいう「積」は「内積」のことです。

A10 をいきなり計算はできないので、まず、A2 = AA を計算します。A を 2 個並べて、「左側の行・右側の列」を計算すればよいです。

A2 が計算できれば、同じ流れで A4、A6 を計算します。結果は以下の通りです。ぜひ各自で確認してみてください!

A6 が単位行列 E です。
A10 = A4 A6 = A4 E = A4 です。


以上より、正解は 1 です。


【解法 2 】
回転行列について、以下が基礎知識です。

A が θ = 60° の回転行列と読み取れたとします。すると A10 は 60° 回転を 10 回作用させるのだから θ = 600° の回転行列です。

cos 600° = cos 240° = -1/2
sin 600° = sin 240° = -√3/2 です。


以上より、正解は 1 です。

類題 H30 no7 点の回転移動
https://yaku-tik.com/koumuin/h30-doboku-07/

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