2023年 国家一般職(高卒 技術) No.96 建築計画・建築法規 解説

 問 題     

小学校の建築計画に関する記述 ㋐、㋑、㋒ のうち、妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。

㋐ 総合教室型は、普通教科の授業は普通教室で行い、特別教科の授業は専用の設備などを備えた特別教室又は教科教室で行う運営方式である。

㋑ 普通教室の大きさは、40 人学級の場合、40 m2 程度が標準である。

㋒ 保健室の位置は、1 階で、運動場の近くが望ましい。


1.㋐
2.㋐、㋑
3.㋑
4.㋑、㋒
5.㋒

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

㋐ ですが
記述は「特別教室型」です。総合教室型は、体育以外のほぼすべての授業をホームルーム(各学級の教室)で行う形式のことです。㋐ は誤りです。

㋑ ですが
40 m2 とは、6×6 m 程度です。少し小さく感じるのではないでしょうか。ちなみに公立学校施設費国庫負担金等に関する関係法令等の運用細目で 74m2 という基準が示されており、建築基準ではなく国からの補助の算出に用いられる値ですが、参考にされているようです。

㋒ は妥当です。
けが人が発生しやすいのは運動場なので、納得できるのではないでしょうか。また思い出してみると自分の小学校もそうだったという人もいると思います。


以上より、正解は 5 です。

類題 2020 no96 我が国における小学校の計画
https://yaku-tik.com/koumuin/2020-gijyutu-96/

コメント