2023年 国家一般職(高卒 技術) No.57 原動機 解説

 問 題     

2 L の液体を 300 K から 310 K まで加熱するとき、必要となる熱量として最も妥当なのはどれか。ただし、液体の密度、比熱をそれぞれ 1000 kg/m3,4.2 kJ/(kg・K)とする。


1.10 kJ
2.21 kJ
3.42 kJ
4.84 kJ
5.95 kJ

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

1L = 1000 cm3 です。これは基礎知識です。そして、問題文の「液体の密度 1000 kg/m3」 = 1000 kg/1000000 cm3 = 1kg/L です。つまり、2L の液体は 2kg とわかります。従って問題は「2kg の物を 10K 増加するのに必要となる熱量はいくらか」と言い換えられます。

1kg を 1K 上昇させるのに必要な比熱が 4.2 kJ です。そのため、2kg を 1K 上昇させるのに必要な熱量が 4.2 × 2 = 8.4 です。10K 上昇なら 8.4 × 10 = 84 とわかります。


以上より、正解は 4 です。

類題 H26 no56 比熱
https://yaku-tik.com/koumuin/h26-gijyutu-56/

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