問 題
切削加工による切りくずに関する記述 ㋐、㋑、㋒ のうち、妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。
㋐ 切削加工によって生じる切りくずの形は、切削条件の違いで変化することはない。
㋑ 連続して流れるように出てくる切りくずのことを、流れ形切りくずという。
㋒ せん断面に沿って生じる断続的なせん断によって生成される短い切りくずのことを、せん断形切りくずという。
1.㋐
2.㋑
3.㋐、㋑
4.㋑、㋒
5.㋐、㋑、㋒
正解 (4)
解 説
㋐ ですが
日常的な切断、例えばハサミで紙を切ったり、爪を切りやすりで削るといった行為を考えれば、条件の違いで切れやすさや削りやすさであったり、切りくずの形が変わるだろうと判断できるのではないでしょうか。「切削条件の違いで変化することはない」わけではありません。㋐ は誤りです。正解は 2 or 4 です。また、これにより ㋑ は妥当です。
㋑ は妥当です。
本試験時点の JIS によれば、切りくずは「流れ形」、「せん断形」、「き裂形」、「むしれ形」の4つに分類されます。連続して流れるように出てくる流れ形の切りくずは、条件がよい時に出るとされています。
㋒ は妥当です。
せん断形切りくずについての記述です。
以上より、正解は 4 です。
類題 H30 no46 切削加工
https://yaku-tik.com/koumuin/h30-gijyutu-46/
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