公務員試験 2020年 国家一般職(土木) No.10解説

 問 題     

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

【三角形の重心について】
三角形の重心は、各頂点と対辺の中点を結んだ「中線」の交点です。そして重心は中線を 2:1 に内分します。これは基礎知識です。


点 A における力 F を FA
点 B における力 F を FB とします。

モーメントは「力 × 距離」です。
・中心 G、FA によるモーメントは「F × 2」(反時計回り) です。
・中心 G、FB によるモーメントは「F × 2」(反時計回り) です。

力の作用線を延長した直線と 点 G の距離について
以下の図のように補助線を引くことで求めることができます。

・中心 G、力 F’ によるモーメントは「F’ × √2」(時計回り) です。


反時計回りのモーメントの和が 4F なので、回転しないのであれば時計回りのモーメントも 4F です。従って、F’ = 2√2F です。


以上より、正解は 5 です。

コメント