2023年 国家一般職(高卒 技術) No.16 物理 解説

 問 題     

光に関する記述 ㋐、㋑、㋒ のうち、下線部が妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。

㋐ 可視光線の波長のほぼ全域を均等に含む光は、ヒトの肉眼では白っぽく見える。

㋑ 太陽光には、可視光線よりも波長の短い紫外線が含まれている。

㋒ 光が、その波長よりも小さな粒子に当たると、その粒子を中心とする球面波が生じ、周囲に広がっていく現象を偏光という。


1.㋐、㋑
2.㋐、㋒
3.㋑
4.㋑、㋒
5.㋒

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

㋐ は妥当です。
光は様々な波長の光を含んでいます。人の目で見える範囲の波長の光を可視光線といい、波長が短い方が紫色、波長が大きい方が赤色です。様々な色の光がまんべんなく含まれていると白色に見えます。

㋑ は妥当です。
紫外線は可視光線よりも波長が短く、赤外線は可視光線よりも波長が大きいです。

㋒ ですが
光が粒子にぶつかって方向が変わるのは「散乱」です。波長よりも小さな粒子の場合の散乱をレイリー散乱と呼びます。


以上より、正解は 1 です。

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