問 題
表は、我が国における木材供給量について、国産材・輸入材別及び形態(用材、しいたけ原木、燃料材(薪炭材))別にそれらの推移を示したものである。これから確実にいえることとして最も妥当なのはどれか。
1.1970 年と 2010 年について、国産材、輸入材の別に、用材の供給量と燃料材(薪炭材)の供給量をそれぞれ比較すると、四つの供給量とも 2010 年の方が少ない。
2.1980 年、1990 年、2000 年、2010 年、2020 年の国産材のしいたけ原木の供給量について、それぞれ 10 年前の供給量からの増加率又は減少率を絶対値でみると、全て 40 % を上回っている。
3.1980 年から 1990 年までの 10 年間の輸入材の用材の供給量の 1 年ごとの増加率が同じであるとすると、1 年当たりの増加率は 5 % を上回っている。
4.2020 年における、国産材と輸入材を合計した木材供給量に占める、国産材と輸入材を合計した燃料材(薪炭材)の供給量の割合は、20 % を下回っている。
5.2000 年の木材自給率(国産材と輸入材を合計した木材供給量に占める国産材の木材供給量の割合)は、25 % を上回っている。
解 説
選択肢 1 ですが
表より該当する部分を読み取ると、以下のように 輸入 燃料材において、2010 年の方が大きいです。選択肢 1 は誤りです。
選択肢 2 ですが
表より該当する部分を読み取ると、例えば 1980 → 1990 年において 2047 → 1563 なので、30% も減少していないことがわかります。選択肢 2 は誤りです。
選択肢 3 ですが
1 年ごとに 5% 増加して 10 年経てば 50% 以上の増加になります。例えば今 10000 円持ってたとします。1 年後 5% 増えて 10500 円です。すると次の 1 年後 には 11000 円を超えますよね。この調子でいけば、10 年後に 15000 円以上になるとわかるのではないでしょうか。
1980 年の輸入材 用材は 74407 です。1990 年 輸入材 用材は 81793 です。 大体 10% 増です。50% 増はしていないとわかります。選択肢 3 は誤りです。
選択肢 4 は妥当です。
2020 国産材供給量 31149、燃料材(薪炭材) 8927、2020 輸入材供給量 43290、燃料材 3878 に注目します。供給量は 31000 + 43000 = 74000 ぐらい、燃料材は 8900 + 3900 = 12800 ぐらいと概算できます。従って、20% を下回っています。
選択肢 5 ですが
2000 年の国産材を多めに 20000 と見て、輸入材を やや少なく 80000 と見ても、25% は上回りません。選択肢 5 は誤りです。
以上より、正解は 4 です。
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