過去問 2023年 国家一般職(高卒 基礎)No.14解説

 問 題     

図Ⅰのように、ある形の不明な灰色の立体が平らな床の上に置いてある。この立体を正面から見たときの正面図が図Ⅱであり、右から見たときの側面図が図Ⅲである。この立体を真上から見たときの平面図として、最も妥当なのは次のうちではどれか。

なお、正面図、側面図及び平面図の網掛けされた部分は、灰色の立体の一部が見えていることを示している。また、例えば、図Ⅲの直線で囲まれた網掛けされていない部分は、灰色の立体は見えず、空洞であることを示している。

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

図Ⅱの左端に注目して考えます。

下図のように立体と図Ⅱ(正面図)の対応を図示すると、選択肢 1 のように平面図左端が埋まって見えるとすれば、図Ⅱにおける左端の部分は真っ直ぐ立体を貫いているはずです。

ところが、図Ⅲ側面図から、左端 真ん中がある程度突き抜けていることが確定しています。このため、左端に空白がない選択肢 1,4 及び、左端真ん中の空白がやや小さい 5 は誤りです。


選択肢 2 と 3 の比較では、図Ⅲの右上部分に注目するとよいと思われます。図Ⅲの右上が白いため、この部分は空白が突き抜けています。そのため、上から見た時に必ず線が入るはずです。

従って、選択肢 3 は誤りです。


以上より、正解は 2 です。

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