過去問 2023年 国家一般職(高卒 基礎)No.11解説

 問 題     

 10 本のうち 2 本が当たりで、残りがはずれのくじがあり、A~E の 5 人が順次それぞれ 2 回くじを引いた。くじを引く順番や当たりくじについて、次のことが分かっているとき、確実にいえるのはどれか。

○ A は 2 回とも、B の直後にくじを引いた。

○ C は、A が 2 回目のくじを引いた直後に、2 回連続くじを引いた。

○ D が 1 回目に引いたくじと 2 回目に引いたくじの間に、延べ 3 人がくじを引いた(例えば、Dが 3 番目に 1 回目のくじを引いた場合、7 番目に 2 回目のくじを引くこととなる。)。

○ 当たりくじは、2 番目と 6 番目に引いたくじであった。

○ 当たりくじを引いた人は、B と E であった。

1.A は、3 番目と 8 番目にくじを引いた。

2.C は、8 番目と 9 番目にくじを引いた。

3.D は、1 番目と 5 番目にくじを引いた。

4.D が引いた 2 本のくじのうち 1 本は、E が引いたはずれくじの直前のくじであった。

5.E が引いた 2 本のくじのうち 1 本は、B が引いた当たりくじの直前のくじであった。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

箇条書きの条件を上から条件1、条件2、・・・条件5とします。

・条件1から、Aが1回目のくじを引いていないことがわかります。また、条件2から C は A が2回めのくじを引く直後まで引いていないので、最速でも A の2回目は B → A → B → A の4回目となるため、C が1回目から4回目まで引いていないことがわかります。

・条件4,5から2番目と6番目を A,C,D は引いていません

ここまでを表にまとめると以下のようになります。

B の直後が A ということは、A が ✕ だと、B はその直前が ✕ です。そのため、1回目及び5回目の B も ✕ です。また、C は連続で引くから 5回目は ✕ です。表にいれると以下の通りです。

B が2回目で当たりを、E が6回目で当たりを引いたと仮定してみます。D を1回目と5回目として、試行錯誤すると以下の例が見つかります。ぜひトライしてみてください。

選択肢 2 ですが
C は、8 番目と 9 番目にくじを引いていません。誤りです。

選択肢 5 ですが
E が引いた 2 本のくじのうち 1 本は、B が引いた当たりくじの直前ではありません。誤りです。

選択肢を検討すると、1,3,4 が残ります。そこで「E が2回目で当たりを、B が6回目で当たりを引いた」場合を考えます。

このような場合が見つかると思います。このパターンにおいて

選択肢 1 ですが
A は、3 番目と 8 番目にくじを引いていません。誤りです。

選択肢 4 ですが
D が引いた 2 本のくじのうち 1 本は、E が引いたはずれくじ(10回目)の直前のくじ(9回目)となっていません。誤りです。


以上より、正解は 3 です。

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