問 題
10 本のうち 2 本が当たりで、残りがはずれのくじがあり、A~E の 5 人が順次それぞれ 2 回くじを引いた。くじを引く順番や当たりくじについて、次のことが分かっているとき、確実にいえるのはどれか。
○ A は 2 回とも、B の直後にくじを引いた。
○ C は、A が 2 回目のくじを引いた直後に、2 回連続くじを引いた。
○ D が 1 回目に引いたくじと 2 回目に引いたくじの間に、延べ 3 人がくじを引いた(例えば、Dが 3 番目に 1 回目のくじを引いた場合、7 番目に 2 回目のくじを引くこととなる。)。
○ 当たりくじは、2 番目と 6 番目に引いたくじであった。
○ 当たりくじを引いた人は、B と E であった。
1.A は、3 番目と 8 番目にくじを引いた。
2.C は、8 番目と 9 番目にくじを引いた。
3.D は、1 番目と 5 番目にくじを引いた。
4.D が引いた 2 本のくじのうち 1 本は、E が引いたはずれくじの直前のくじであった。
5.E が引いた 2 本のくじのうち 1 本は、B が引いた当たりくじの直前のくじであった。
解 説
箇条書きの条件を上から条件1、条件2、・・・条件5とします。
・条件1から、Aが1回目のくじを引いていないことがわかります。また、条件2から C は A が2回めのくじを引く直後まで引いていないので、最速でも A の2回目は B → A → B → A の4回目となるため、C が1回目から4回目まで引いていないことがわかります。
・条件4,5から2番目と6番目を A,C,D は引いていません。
ここまでを表にまとめると以下のようになります。
B の直後が A ということは、A が ✕ だと、B はその直前が ✕ です。そのため、1回目及び5回目の B も ✕ です。また、C は連続で引くから 5回目は ✕ です。表にいれると以下の通りです。
・B が2回目で当たりを、E が6回目で当たりを引いたと仮定してみます。D を1回目と5回目として、試行錯誤すると以下の例が見つかります。ぜひトライしてみてください。
選択肢 2 ですが
C は、8 番目と 9 番目にくじを引いていません。誤りです。
選択肢 5 ですが
E が引いた 2 本のくじのうち 1 本は、B が引いた当たりくじの直前ではありません。誤りです。
選択肢を検討すると、1,3,4 が残ります。そこで「E が2回目で当たりを、B が6回目で当たりを引いた」場合を考えます。
このような場合が見つかると思います。このパターンにおいて
選択肢 1 ですが
A は、3 番目と 8 番目にくじを引いていません。誤りです。
選択肢 4 ですが
D が引いた 2 本のくじのうち 1 本は、E が引いたはずれくじ(10回目)の直前のくじ(9回目)となっていません。誤りです。
以上より、正解は 3 です。
コメント