2022年 国家一般職(高卒 技術) No.91 建築計画・建築法規 解説

 問 題     

日照・日射に関する記述 ㋐、㋑、㋒ のうち、妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。

㋐ 北緯 35° の地点において、建築物の南面の受ける直達日射量は、夏季に多く、冬季に少なくなる。

㋑ ある地域の日の出から日没までの時間の間に、天候などが影響して実際に日の照った時間を、日照時間という。

㋒ 建築物が受ける日射量の変化を表した図を、日影図という。

1.㋐
2.㋐、㋑
3.㋐、㋒
4.㋑
5.㋑、㋒

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

㋐ ですが
太陽の見せかけの動きについて小学校や中学校で学んだ下図を思い出すとよいです。

中央地点でずっと南を向いている人を想像してみてください。南から受ける日射量は冬多く、夏は少ないと分かるのではないでしょうか。㋐ は誤りです。

㋑ は妥当です。
日照時間についての記述です。ちなみに日の出から日没までの時間が「可照時間」です。

㋒ ですが
日影図(ひかげず、にちえいず)は、計画建築物が冬至日の日差しによって測定面に作り出す、時刻ごとの影の形状を描き表した図のことです。「日射量の変化を表した図」ではありません。㋒ は誤りです。

以上より、正解は 4 です。

類題 2020 no91 日照・日射

 

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