問 題
空気調和・換気設備に関する記述 ㋐、㋑、㋒ のうち妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。
㋐ 事務所や劇場などの大空間に適する、機械室に設置された空気調和機により作り出された空気を、 1 本のダクトを通して各室へ送風する空気調和方式を、単一ダクト方式という。
㋑ ホテルの客室や病院の病室などの個別制御が求められる室に適する、機械室に設置された空気調和機により作り出された空気を、ダクトを通して各室に設置されたファンコイルユニットへ送風し、それを熱源に空調を行う空気調和方式を、ファンコイルユニット方式という。
㋒ 手術室やクリーンルームなど、外部からの汚染空気の侵入を防ぎたい室に適するもので、給気のみに送風機を用い、排気は自然排気とする機械換気方式を、第二種機械換気という。
1.㋐
2.㋐、㋒
3.㋑
4.㋑、㋒
5.㋒
正解 (2)
解 説
㋐ は妥当です。
単一ダクト方式についての記述です(参考 H28 no93 空気調和設備)。
㋑ ですが
「個別制御が求められる室に適する」という部分のみ、誤りです。他の部分の記述は妥当です。
ファンコイルユニットは建物全体の空調を一定の状態に保ちたいケースに適する設備です。個別制御が求められる場合はエアコンが妥当です。
室内から目に見える部分については、ファンコイルユニットもエアコンも変化はありません。ファンコイルユニットではセントラル空調に、エアコンでは室外機に接続されるという点が違いです。㋑ は誤りです。
㋒ は妥当です。
第一種換気、第二種換気、第三種換気についてまとめると以下の通りです。
以上より、正解は 2 です。
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