過去問 2021年 国家一般職(高卒 基礎)No.30 解説

 問 題     

通信・交通に関する記述として最も妥当なのはどれか。

1.光ファイバーケーブルが世界各国の道路脇にくまなく敷設されているため、オリンピックやワールドカップなど、国外で行われる競技会をリアルタイムで見られるようになった。

2.情報通信機器の普及やソフトウェアの飛躍的な進歩によって、不正アクセスなどセキュリティ上の問題が発生したが、新たな量子化技術の発達によって解消された。

3.ハブ空港では、膨大な数の乗換客が集まるほか、飛行機の整備や補給も発生するため、巨額の経済効果がもたらされる。そのため、各国はハブ空港を目指して拠点空港の整備を進めている。

4.船舶による海上交通は、他の交通手段に比べて一度に大量の貨物を運ぶことができないため、重量当たりの輸送費用が大きい。

5.東南アジアでは、温室効果ガス削減のため、郊外から都心部の公園まで自転車で移動し、道路事情の良い都心部では自動車で移動するパークアンドライド方式が定着している。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

選択肢 1 ですが
光ファイバーケーブルは、海底などに敷設されています。「世界各国の道路脇にくまなく敷設されているため」という部分は不適切と考えられます。選択肢 1 は誤りです。

選択肢 2 ですが
不正アクセスなどの問題は解消されていません。選択肢 2 は誤りです。

選択肢 3 は妥当です。
ハブ空港についての記述です。

選択肢 4 ですが
船舶輸送の特徴は、低コスト、長距離大量輸送ができることなどです。「一度に大量の貨物を運ぶことができない」わけではありません。選択肢 4 は誤りです。

選択肢 5 ですが
「郊外から都心部が車」です。「郊外から都心部の公園まで自転車」ではありません。「駐車した後は、公共交通機関や、乗せてきた自転車を使うのがパークアンドライド方式です。選択肢 5 は誤りです。

以上より、正解は 3 です。

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