過去問 2021年 国家一般職(高卒 基礎)No.22 解説

 問 題     

小球をある速さで鉛直上向きに投げ上げたところ、投げ上げた瞬間から小球が最高点に到達するまでの時間は、2.5 秒であった。このとき、投げ上げた速さはいくらか。ただし、重力加速度の大きさを 10 m/s2 とし、また、空気抵抗は考えないものとする。

1. 4.0 m/s
2. 12 m/s
3. 15 m/s
4. 25 m/s
5. 50 m/s

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

鉛直(まっすぐ縦方向)投げ上げにおいて、初速 v0、加速度 g であれば、時刻 t における速さv = v0 – gt ・・・(1)です。これは基礎知識です。(類題 2019 高卒技術 no12

選択肢 1 を正解と仮定して、初速 v0 が 4.0m/s とします。最高点についた 2.5 秒後において、v = 0 となるかを、(1)から確認します。4.0 ー 10 × 2.5 = ー21.0 となり、0になりません。選択肢 1 は誤りです。

他の選択肢についても同様に代入していけば、v0 = 25 の時、2.5 秒後に v = 0 となり、問題文の条件と一致します。

以上より、正解は 4 です。

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