過去問 2020年 国家一般職(高卒 基礎)No.17解説

 問 題     

ある商店街では,歳末セールにおいて福引を実施して, 1 等から 5 等の景品を出すことにした。景品 1 個当たりの金額は, 2 等は 1 等の半分, 3 等は 2 等の 3 分の 1 , 4 等は 3 等の 4 分の 1 , 5 等は 4 等の 5 分の 1 とした。

また,景品の数は, 1 等と 2 等が 1 個ずつ, 3 等が 3個, 4 等が 6 個, 5 等が 20 個としたところ,景品の合計金額は 14,500 円となった。このとき,1 等の景品の金額はいくらか。

1. 4,800 円
2. 5,400 円
3. 6,000 円
4. 6,600 円
5. 7,200 円

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

1等景品1個の金額の割合を1とおけば
2等景品1個で 1/2
3等景品1個で 1/6、3等3個で 1/6 × 3 = 1/2 
4等景品1個で 1/24、4等6個で 1/24 × 6 = 1/4 
5等景品1個で 1/120、5等 20 個で 1/120 × 20 = 1/6 

と表せます。

1~5等にかかる総金額を考えると
1+1/2 + 1/2 + 1/4 + 1/6 = 29/12 です。これが 14500 円なので
14500 × 12/29 = 6000 円となります。

以上より、正解は 3 です。


別解:公務員試験全般に使える方法として、こちらがおすすめです。

選択肢の活用を考えます
一番すっきりした数が選択肢 3 の 6000 円なので、1等が 6000 円と仮定します

すると
2等 3000 円
3等 1000 円、3個で3000 円
4等 250 円、6個で 1500 円
5等 50 円、20個で 1000 円 です。

足すと
6000 + 3000 + 3000 + 1500 + 1000 = 14500 円となり、問題文と矛盾しません。これが正解です。

以上より、正解は 3 です。

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