公務員試験 H30年 国家一般職(高卒 技術) No.89解説

 問 題     

鉄筋コンクリート構造の工事に関する記述㋐,㋑,㋒のうち妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。

㋐ レディーミクストコンクリートの受入検査では,荷卸し地点において,スランプ,空気量,塩化物含有量などを検査し,圧縮強度検査のための供試体用のコンクリートも採取する。

㋑ 梁の打継ぎ位置は,スパンの中央付近とする。

㋒ コンクリートの締固めにおいては,鉄筋とコンクリートの付着を確保するため,コンクリート棒形振動機で鉄筋を直接振動させる。

1.㋐
2.㋐,㋑
3.㋑
4.㋑,㋒
5.㋒

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

㋐は妥当な記述です。

㋑は妥当な記述です。
コンクリートの打継目は、完全に一体とはなりにくく、もろい部分となります。そこで打継はできるだけ少なくします。
打継目の位置は、梁・床スラブなどの鉛直打継目は、スパンの「中央付近」に設けるのが基本となります。

㋒ですが
コンクリート棒形振動機で振動させるのはコンクリートです。「鉄筋を直接」ではありません。よって、㋒は誤りです。

以上より、正解は 2 です。

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