2023年 国家一般職(高卒 技術) No.93 建築計画・建築法規 解説

 問 題     

給水設備に関する記述 ㋐、㋑、㋒ のうち、妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。

㋐ 飲料用の受水槽は、保守・点検を容易に行うことができるように、その周囲に所定の寸法以上の空間を確保する必要がある。

㋑ 受水槽の有効容量は、一般に、1 日の予想給水量の 3 倍程度として計画する。

㋒ 独立住宅における 1 日当たりの給水量は、一般に、居住者 1 人当たり 20 ~ 40 L である。


1.㋐
2.㋐、㋑
3.㋐、㋒
4.㋑、㋒
5.㋒

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

㋐ は妥当です。
水道からの水をいったん貯めておくのが受水槽です。受水槽について、六面全てから目視で容易に点検できるスペースを確保する必要があります。


㋑ ですが

受水槽の有効容量とは、タンクの実際の貯水容量のことです。満杯にはせず余裕を持って水を貯めるものであり、実際にどのくらい貯めるかを示す量が有効容量です。

本試験時点において、受水槽の有効容量は一般に「1日予想給水量(予想使用量)の 1/2 程度」として計画します。「3倍程度」ではありません。㋑ は誤りです。


㋒ ですが

1人で使う水の量は 200 ~ 300 L/日 程度です。「20 ~ 40 L」ではありません。㋒ は誤りです。1分水道を流しっぱなしにすると、大体 10L 強ぐらいつかうことになります。


以上より、正解は 1 です。

類題 2021 no93 給水設備
https://yaku-tik.com/koumuin/2021-gijyutu-93/

コメント