2023年 国家一般職(高卒 技術) No.84 建築構造 解説

 問 題     

コンクリートに関する記述 ㋐、㋑、㋒ のうち、妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。

㋐ 豆板とは、コンクリートの表面で、骨材が塊状に集まってできた空隙の多い欠陥部分をいう。

㋑ コールドジョイントとは、コンクリート中に浸透した水分が凍結と融解を繰り返すことにより、コンクリートが劣化する現象をいう。

㋒ ブリーディングとは、フレッシュコンクリートの打込み直後から、練混ぜ水の一部が分離して、コンクリートの上面に上昇する現象をいう。


1.㋐
2.㋐、㋑
3.㋐、㋒
4.㋑、㋒
5.㋒

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

㋐ は妥当です。
コンクリートの撹拌不十分や、高い所から一気に流し込んだりすることで粗骨材が集まった部分ができ、表面に豆が集まったような不良となるのが「豆板」です。

㋑ ですが
コールドジョイントは、コンクリートを重ねた時に、打設間隔が空きすぎてできる「継ぎ目」、「不連続面」のことです。「水分が凍結と融解を繰り返すことによる劣化」は「凍害」です。㋑ は誤りです。

㋒ は妥当です。
ブリーディングについての記述です。


以上より、正解は 3 です。

類題 2022 no84 コンクリート
https://yaku-tik.com/koumuin/2022-gijyutu-84/

コメント