2023年 国家一般職(高卒 技術) No.83 建築構造 解説

 問 題     

木材に関する記述 ㋐、㋑、㋒ のうち、妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。

㋐ 木材の乾燥収縮の比率は、年輪の接線方向、半径方向、繊維方向によって異なり、年輪の接線方向が最も大きく、繊維方向が最も小さい。

㋑ 断面の大きな木材を燃焼させると、完全に燃焼する前に、表面部分に炭化層が出来る。炭化層は酸素の供給を遮るとともに、内部への熱を伝わりにくくして熱分解を抑制する。

㋒ 木材の腐朽は、菌類などの影響によって起こり、菌類の成育には水分・適温・二酸化炭素・日光が必要である。


1.㋐
2.㋐、㋑
3.㋑
4.㋑、㋒
5.㋒

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

㋐ は妥当です。
乾燥収縮の比率が大きい方から「接線 → 半径 → 繊維方向(天地方向)」という順番は特徴的なポイントなので、ぜひ覚えましょう。

㋑ は妥当です。
外だけ焦げてて、中は生焼け となるイメージです。

㋒ ですが
木材の腐朽(ふきゅう)菌が生育するには、栄養となる木材に加え「温度、水、空気」の3条件が必要です。二酸化炭素、日光 ではありません。㋒ は誤りです。


以上より、正解は 2 です。

類題 2022 no83 木材
https://yaku-tik.com/koumuin/2022-gijyutu-83/

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