問 題
図のように、直径 300 mm、回転速度 800 min-1 の原動プーリから、直径 1200 mm、回転速度 200 min-1 の従動プーリにベルト伝動をさせるとき、回転比(速度伝達比)として最も妥当なのはどれか。ただし、ベルトは滑らないものとする。
1.6.3 × 10-2
2.0.25
3.1.0
4.4.0
5.16
正解 (4)
解 説
【プーリ の基礎知識】
プーリは動力伝達に用いられる円盤状の部品です。ベルトと共に用いられます。動力を供給する側となる原動軸に取り付けられたプーリが「原動プーリ」です。動力を消費する側のプーリが「従動プーリ」です。
【回転数に着目した 速度伝達比】
駆動する側回転数 ÷ 動かされる側(被動側、従動側)回転数
【歯車の歯数に着目した 速度伝達比】
直径は回転数の逆比
→ モジュール(ピッチ円直径 ÷ 歯車数)は一致
→ それぞれの歯車の歯数の比も、直径と同じく回転数の逆比
→ 「動かされる側(被動側、従動側)」の歯数 ÷ 「駆動側」の歯数 が 速度伝達比率となる。
※歯数に注目の場合と回転数に注目した場合で
割り算の 割る数と割られる数 の注目する側が逆になる点に注意!
本問では
【回転数に着目した 速度伝達比】なので
駆動側の回転数 800 ÷ 従動側の回転数 200 です。800 ÷ 200 = 4 です。
以上より、正解は 4 です。
類題 2020 no55 平歯車の歯数
https://yaku-tik.com/koumuin/2020-gijyutu-55/
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