2023年 国家一般職(デジタル・電気・電子) No.32 解説

 問 題     

図のような RLC 回路において、最初、コンデンサに電荷は蓄えられておらず、スイッチ S は開いていた。時刻 t = 0 で S を閉じると、抵抗の端子電圧 vR、コイルの端子電圧 vL 及びコンデンサの端子電圧 vC は、それぞれ減衰振動をした。vR,vL,vC の時間的変化の概形として最も妥当なのはどれか。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

普通は交流電源と RLC 回路をつなぐので、分野として知らなかった場合、びっくりする問題だったと思われます。馴染みがなかった人は深入りしなくてよい問題と考えられます。


キルヒホッフの法則から、
起電力の和 = 電圧降下の和 です。従って、V = VR + VC + VL です。選択肢 3,4 ですが t = 0 の時、VR + VC + VL = 0 なので誤りです。

選択肢 2,5 は それぞれ少し和が下がりすぎ、和が上がりすぎの部分が見られます。誤りと考えられます。

以上より、正解は 1 です。

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