2022年 国家一般職(高卒 基礎)No.32 解説

 問 題     

次のことわざ又は慣用句の組合せのうち、二つの意味が近いものの組合せとして最も妥当なのはどれか。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

選択肢 1 は妥当です。
共に、この世の中には無情の人や非道な人ばかりではなく、慈悲深く人情に厚い人が必ずいるといった意味合いです。

選択肢 2 ですが
待てば海路の日和あり は、果報は寝て待て と類語です。「焦らず時機を待てば良い時も来る」といった意味合いです。

乗りかかった船 は「物事を始めてしまった以上、中途でやめるわけにはいかない」といった意味合いです。意味が近いとはいえません。選択肢 2 は誤りです。


選択肢 3 ですが
魚心あれば水心 は「好意を伝えれば相手も好意も示してくれる」といった意味です。

青菜に塩 は「もともと元気だった人が、元気なく気落ちする様子」を示す表現です。意味が近いとはいえません。選択肢 3 は誤りです。


選択肢 4 ですが
背水の陣 は「逆境に追い込まれ覚悟を決め、全力をあげて勝負する」といった意味です。

氷山の一角 は「(主に好ましくないものごとの)一部分だけが表面的に見えている状態」といった意味合いです。意味が近いとはいえません。選択肢 4 は誤りです。


選択肢 5 ですが
二の足を踏む は「思い切れず迷う、ためらう」といった意味です。

無駄足を踏む は「せっかく行ったのに役に立たない」といった意味です。意味が近いとはいえません。選択肢 5 は誤りです。

以上より、正解は 1 です。

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