問 題
ある調査機関は、子ども 743 人と保護者 1,058 人を対象に携帯電話に関するアンケートを行った。図は、そのアンケート結果をまとめたものである。これから確実にいえることとして最も妥当なのはどれか。ただし、全員が以下の質問に答えたものとし、その他の回答や無回答はなかったものとする。
1．Ｑ 1 で「多すぎる」と回答した子どもと保護者の数は、合計 900 人以上である。
2．Ｑ 3 で「しばしば」と回答した保護者の数は、Ｑ 2 で「しばしば」と回答した子どもの数の 2 倍未満である。
3．Ｑ 1 で「少なすぎる」と回答した子どもの数と、Ｑ 3 で「無い」と回答した保護者の数の差の絶対値は 10 未満である。
4．Ｑ 1 で「ちょうど良い」と回答した保護者の数は、Ｑ 2 で「しばしば」と回答した子どもと「時々」と回答した子どもの数の合計よりも 100 人以上多い。
5．Ｑ 1 で「多すぎる」と回答した保護者のうち、40 ％ 以上がＱ 3 で「しばしば」と回答した。
解 説
子ども 743 人、保護者 1,058 人 です。
選択肢 1 ですが
Q1 「多すぎる」を読み取ると、子どもの 55% ぐらい＋保護者の 35% ぐらいです。かなり多めに概算して 「750 の 60%」と見ても 450 人、「1100 人の 40%」と見ても 440 人です。多めの概算の和が 890 人なので、明らかに 900 人よりは小さいと判断できます。選択肢 1 は誤りです。
選択肢 2 ですが
必要な部分は「Q3 しばしば 保護者」と「Q2 しばしば 子ども」の２倍 です。
1058 人のほぼ 30% と、743 人のほぼ 15% の２倍を比較します。これは保護者の方が多いと判断できるのではないでしょうか。選択肢 2 は誤りです。
選択肢 3 ですが
「Q1 少なすぎる 子ども」は、743 人の 8% 程度なので 約 60 人です。「Q3 無い 保護者」は 1058 人の 8% 程度です。約 85 人です。差の絶対値は 10 以上と考えられます。選択肢 3 は誤りです。
選択肢 4 は妥当です。
「Q1 ちょうどよい 保護者」は、1058 人の 55% 程度 です。600 人弱と評価できます。「Q2 しばしば＋時々 子ども」は 743 人の 50% 程度です。 400 人弱と評価できます。
選択肢 5 ですが
これは資料から読み取れません。不明です。誤りです。
以上より、正解は 4 です。
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