問 題
木材に関する記述 ㋐、㋑、㋒ のうち、妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。
㋐ 木理(木目)は、年輪に対して直角方向(半径方向)に切断した面には柾目が、年輪に対して接線方向に切断した面には板目が現れる。
㋑ 針葉樹は軟木といわれ、一般に、まっすぐで長大材が得やすいため、構造材等に用いられる。
㋒ 木材は、含水率が繊維飽和点以下では、乾燥するほど強度が小さくなる。
1.㋐
2.㋐、㋑
3.㋑
4.㋑、㋒
5.㋒
正解 (2)
解 説
㋐ は妥当です。
木目の柾目(まさめ)と板目についての記述です。
㋑ は妥当です。
針葉樹に関する記述です。針葉樹は軟木だけでなく「ソフトウッド」と呼ばれることもあります。また、広葉樹は「堅木」と呼ばれます。
㋒ ですが
木材中の水分は大きく2種類あります。自由水と結合水です。繊維飽和点までは、乾燥に伴って失われるのは「自由水」です。この段階では強度に変化はありません。繊維飽和点以下に乾燥すると「結合水」が失われます。その結果、収縮し強度は大きくなります。「強度が小さくなる」わけではありません。㋒ は誤りです。
以上より、正解は 2 です。
類題
H30 no83 木材
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