問 題
土工機械に関する記述 ㋐ ~ ㋓ のうち、妥当なもののみを挙げているのはどれか。
㋐ ブルドーザーは、土砂の掘削・押土及び 100 m 以上の長距離の運搬作業に使用される。
㋑ ロードローラーは、鉄輪ローラーを振動させることによって締固めを行う機械である。
㋒ バックホーは、機械の位置より低い場所の掘削に適している。
㋓ スクレーパーは、掘削・積込み、中距離運搬、敷ならしを一連の作業として行う機械である。
1.㋐、㋑
2.㋐、㋒
3.㋑、㋒
4.㋑、㋓
5.㋒、㋓
解 説
【作業の種類 基礎】
作業の種類としては、1:伐開除根、2:掘削、3:積込み、4:運搬、5:敷均し、整地、6:溝掘り+締固め をおさえておけばよいです。完璧に暗記する必要はありません。何となく見慣れていけばよいです。
【機械と作業の関連 基礎】
・伐開除根と来たら、~ドーザ か バックホウ です。
・掘削、積込み、運搬については 「掘削と積込み」→ バックホウかトラクターショベル、「掘削と運搬」→ ~ドーザ+スクレーパ です。代表的なブルドーザーの一般的掘削押土距離は 60 m 程度とされています。
・敷均しと整地 → ~ドーザ+モーターグレーダー。
※ロードローラは締固め
・溝掘り → トレンチャ か バックホウ
・締固めに使われるのが、~ローラー
以上を
機械と作業の関連に関する基礎知識としておさえておき、他は余裕があれば知識を増やしていくとよいです。
㋐ ですが
掘削と運搬で ~ドーザ でよさそうなのですが「100 m 以上の長距離」とあるので誤りと考えられます。
㋑ ですが
ロードローラー → 締固め という対応は OK です。しかしロードローラーは荷重による締固めです。振動による締固めではありません。㋑ は誤りです。
㋒、㋓ は妥当です。
特に 「バックホーは地面より低い場所の掘削に適しており、硬い地盤でも掘削でき、基礎の掘削や溝掘りなどに用いられる」という点は繰り返し出ています。見慣れておきましょう。
以上より、正解は 5 です。
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