公務員試験 2022年 国家一般職(土木) No.40 解説

 問 題     

我が国の上下水道に関する記述 ㋐、㋑、㋒ のうち、下線部が妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。

㋐ 効率的な汚水処理施設の事業運営が求められており、令和 4 年度までに全ての都道府県において広域化・共同化に関する計画を策定することが目標とされている。

㋑ 混合消化とは、バイオガスをより効率的に発生させ、下水処理場において排出される下水汚泥のエネルギー利用を図るため、生ごみ、し尿、浄化槽汚泥等の有機性バイオマスを下水汚泥と混合して嫌気性消化することである。

㋒ 高度浄水処理における生物処理方式は、浄水処理の後処理として微生物を付着繁殖させた担体に汚水を接触させる方法であり、有機物、アンモニア、臭気、鉄、マンガンなどを生物酸化作用によって除去する。


1.㋐
2.㋐、㋑
3.㋐、㋒
4.㋑、㋒
5.㋒

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

㋐ は妥当です。
国土交通省が、総務省、農林水産省、環境省と連携して計画策定を要請しています。

㋑ は妥当です。
混合消化についての記述です。

㋒ ですが
浄水処理における「後処理」は「塩素処理」と考えられます。後処理よりも前段階において微生物を含む担体を通過させるのが妥当です。㋒ は誤りです。


以上より、正解は 2 です。

コメント