問 題
我が国の交通に関する記述 ㋐、㋑、㋒ のうち、妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。
㋐ LRT は、地下鉄に比べて輸送力及び表定速度が大きく、また、人口が多く交通需要が大きい政令指定都市のような大都市に導入が限られている交通システムである。
㋑ 配分交通量の推計手法の一つであるQV 式等のリンクパフォーマンス関数を用いる手法は、年間のうち最も交通量の多い一日の交通量を用いる。
㋒ 急行・特急と各駅停車との速度差に着目し、列車種別に応じて警報開始地点を変えることにより、踏切待ち時間の短縮を図るシステムが導入されている。
1.㋐
2.㋐、㋑
3.㋐、㋒
4.㋑、㋒
5.㋒
正解 (5)
解 説
㋐ ですが
LRT は Light Rail Transit (ライトレールトランジット) の略です。大量輸送機関の普通鉄道 (ヘビーレール) よりも輸送力の小さな電気鉄道を指します。「輸送力…が大きく、…大都市に導入が限られている」システムではありません。㋐ は誤りです。
㋑ ですが
配分交通量について考える時に「年間最大」の一日交通量を使う という点に疑問を持つのではないでしょうか。配分交通量は、ゾーン間における利用可能な経路の詳細についての予測という点がポイントでした。この予測では「年間の平均的な一日の交通量」を用いるのが自然ではないでしょうか。㋑ は誤りと考えられます。
㋒ は妥当です。
工夫されたシステムが導入されています。
以上より、正解は 5 です。
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