問 題
コンクリート構造物の設計に関する記述 ㋐、㋑、㋒ のうち、妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。
㋐ 許容応力度設計法では、構造物の各部材に生じる応力を塑性理論に基づき求め、求めた応力が部材ごとの許容応力度以下であることを確かめることにより、構造物の設計を行う。
㋑ 限界状態設計法では、構造物がその状態に達すると破壊したり、使用できなくなったりする限界状態を設定し、限界状態に対して構造物が安全であるように、設計荷重や材料強度などの不確実性を考慮した安全係数を用いて、構造物の設計を行う。
㋒ 仕様規定型設計法では、構造物の供用期間と構造物に求められる性能を定め、供
用期間中、構造物がその性能を満足するように設計を行う。
1.㋐
2.㋐、㋑
3.㋑
4.㋑、㋒
5.㋒
正解 (3)
解 説
㋐ ですが
許容応力度法とは、部材の各断面に作用する応力度が、部材を構成する材料の許容応力度以下であることを確認する 設計法です。弾性理論に基づきます。「塑性理論」に基づくわけではありません。そのため、破壊に対する安全性は検討していません。㋐ は誤りです。
㋑ は妥当です。
限界状態設計法に関する記述です。
㋒ ですが
仕様規定型設計法は、使用材料や形状、寸法等を具体的に規定してしまう方法です。記述は性能照査型設計法についてと考えられます。㋒ は誤りです。
以上より、正解は 3 です。
類題 高卒技術 2019 no75
https://yaku-tik.com/koumuin/2019-gijyutu-75/
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