問 題
フレッシュコンクリートに関する記述 ㋐ ~ ㋓ のうち、妥当なもののみを挙げているのはどれか。
㋐ ブリーディングは、主にコンクリートの運搬と打込み中に生じる。
㋑ 粗骨材の最大寸法が大きくなるほど、材料分離は生じやすくなる。
㋒ 配合条件が同じであれば、練混ぜ時のコンクリートの温度が高くなるほど、空気量は少なくなる。
㋓ コンクリート中に存在する空気には、混和剤により意図的に導入されるエントラップトエアと、自然に混入するエントレインドエアがある。
1.㋐、㋑
2.㋐、㋒
3.㋐、㋓
4.㋑、㋒
5.㋑、㋓
正解 (3)
解 説
㋐ ですが
ブリーディングは、フレッシュコンクリートが硬化し、コンクリート表面に水が上昇してくる現象です。主にコンクリートの打設後に生じます。「主にコンクリートの運搬と打込み中に生じる」わけではありません。㋐ は誤りです。
㋑ は妥当です。
大きすぎると重くて分離しやすいと考えれば判断しやすいと思われます。
㋒ は妥当です。
アイスクリームとソフトクリームの違いを考えると納得感があるかもしれません。よりひんやりしてるアイスクリームの方が中身がぎゅっとしてる → 相対的に温度が高いソフトクリームはふわふわで空気量多いというイメージです。
㋓ ですが
混和剤により意図的に導入されるのは「エントレインド」エアです。自然に巻き込まれるのが「エントラップトエア」です。記述が逆になっており、㋓ は誤りです。
以上より、正解は 3 です。
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