公務員試験 2022年 国家一般職(土木) No.21 解説

 問 題     

図のように、静定ラーメンに集中荷重が作用するとき、支点 A における水平反力 HA と支点 D における鉛直反力 RD の大きさの組合せとして最も妥当なのはどれか。ただし、部材の自重は無視するものとする。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

斜めの力は真縦と真横に分解します。左下向き 10kN の力は、下向き 5√3 kN と、左向き 5 kN の力に分解されます。

横向きの力の和が 0 です。

右向きの力の和:HA
左向きの力の和:5 + 3 = 8

従って
HA = 8.0 kN です。正解は 1 ~ 3 です。


縦向きの力の和が 0 です。

下向きの力の和:5√3
上向きの力の和:RA + RD

従って
RA + RD = 5√3 です。


・点 A におけるモーメントの和が 0 です。
点 B 下向きの力によるモーメント:5√3 × 7.0 (時計回り)

点 B 左向きの力によるモーメント:5 × 4.0 (反時計回り)
点 C 左向きの力によるモーメント:3 × 4.0 (反時計回り)
RD によるモーメント:RD × 10 (反時計回り)

従って
10 RD = 35√3 ー (20 + 12) 
√3 ≒ 1.73 とすると 、10 RD ≒ 28.55
∴ RD ≒ 2.9


以上より、正解は 1 です。

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