公務員試験 2022年 国家一般職(土木) 工学に関する基礎 No.20 解説

 問 題     

図のような、電圧 V の直流電源、抵抗値がそれぞれ R1、R2 の抵抗、電気容量 C のコンデンサー、スイッチからなる回路がある。この回路のスイッチを閉じて十分に時間が経過したとき、コンデンサーに蓄えられている電気量として最も妥当なのはどれか。なお、コンデンサーに初め電荷は蓄えられていなかったものとする。

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

コンデンサなので、Q = CV を思い出します。並列回路ではかかる電圧が等しいので、R2 にかかる電圧がわかればよいです

直列回路では、抵抗の比 = 電圧の比 です。※ 知識として知らなくても、直列回路であれば 流れる電流は一定です。そして それぞれの抵抗について V = RI が成立することから導くことができます。

そのため
抵抗 R1 には V × R1/(R1 + R2)、抵抗 R2 には V × R2/(R1 + R2) の電圧がかかります。

従って
コンデンサに蓄えられる電気量 Q = C × V × R2/(R1 + R2) です。


以上より、正解は 5 です。

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