公務員試験 2022年 国家一般職(土木) 工学に関する基礎 No.15 解説

 問 題     

図のように、水平で滑らかな床の上に置かれた質量 m の小物体にばね定数 k の軽いばねの一端を取り付け、ばねの他端を壁に固定した。小物体を引いて、ばねを自然長から d だけ伸ばしたところで静かに放すと、小物体は周期 T1 で単振動した。

次に、小物体を質量 2 m のものに、軽いばねをばね定数 4 k のものにそれぞれ変え、小物体を引いて、ばねを自然長から 3 d だけ伸ばしたところで静かに放すと、小物体は周期 T2 で単振動した。このとき、 T2/T1 として最も妥当なのはどれか。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

単振動なので周期の公式を思い出します。ばね振り子なので

です。ばねを自然長からどれだけ伸ばしたかは、周期には関係ありません。

T1 = 2π√m/k です。
T2 = 2π√2m/4k = (2π√m/k) × √(1/2) と表せるため
T2 = T1 × √(1/2)  

∴ T2/T1 = √(1/2) = √2/2 です。 


以上より、正解は 1 です。

類題 2019 no15
https://yaku-tik.com/koumuin/2019-doboku-15/

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