問 題
我が国における都市計画に関する記述 ㋐、㋑、㋒ のうち妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。
㋐ 都市計画区域は、一体の都市として総合的に整備し、開発し、及び保全する必要がある区域である。
㋑ 第二種住居地域内においては、カラオケボックスを建築することができる。
㋒ 景観法において、景観行政団体とは都道府県のことであり、市町村が当該団体になることはできない。
1.㋐
2.㋐、㋑
3.㋑
4.㋑、㋒
5.㋒
正解 (2)
解 説
㋐ は妥当です。
都市計画区域に関する記述です。ちなみに、都市計画区域は大きく3つに分類されます。すなわち、市街化区域、市街化調整区域に加え、どちらでもない「区域区分非設定区域」の3つです。
㋑ は妥当です。
用途地域の中で、住居系用途地域であるためカラオケボックスはどうなんだろうと疑問を持つかもしれません。第二種住居地域では建築 OK です。また、準住居地域も OK です。住居系用途地域は本試験時点で8つであり、この2つ以外は、カラオケボックスを原則、建築できません。
㋒ ですが
法律を知らなくても、景観に携わる行政としては市町村も該当しうると判断できるのではないでしょうか。景観法第 7 条によれば、指定都市、中核市、都道府県、及び、景観行政事務処理を行う市町村 という定義です。「都道府県のこと」ではありません。㋒ は誤りです。
以上より、正解は 2 です。
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