2021年 国家一般職(高卒 技術) No.96 建築計画・建築法規 解説

 問 題     

事務所の計画に関する記述 ㋐、㋑、㋒ のうち妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。

㋐ 貸事務所において、一般に、基準階のレンタブル比は 55 ~ 65 % とする。

㋑ 机の配置形式において、並行式は、机とそで机を組み合わせて、交互に配置する形式であり、対向式とスタッグ式の特徴を合わせもつ。

㋒ エレベーターのゾーニング方式において、ダブルデッキ方式は、 2 階建てエレベーターを使用し、輸送力を増加させることにより、待ち時間の短縮を図る方式である。

1.㋐
2.㋐、㋒
3.㋑
4.㋑、㋒
5.㋒

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

㋐ ですが
レンタブル比とは、貸室部分 ÷ 延べ床面積のことです。建築物全体のレンタブル比 約 70 %、基準階のレンタブル比約 80 % が目安とされます。「55 ~ 65%」は少し低いと考えられます。㋐ は誤りです。

㋑ ですが
並行式は、黒板に向かって同じ方向に机が並んでいるイメージの配置です。「机とそで机を組み合わせて交互に配置する形式」ではありません。㋑ は誤りです。

㋒ は妥当です。
エレベータのダブルデッキ方式についての記述です。

以上より、正解は 5 です。

類題 H26 no96 事務所建築の基準階における便所

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