問 題
図のような荷重を受ける静定トラスにおいて、部材 A に生ずる軸方向力はおよそいくらか。ただし、軸方向力は、引張力を「+」、圧縮力を「-」とし、トラス部材の自重は無視するものとする。
1.-4 kN
2.-2 kN
3.0 kN
4.2 kN
5.4 kN
正解 (3)
解 説
【引張力、圧縮力について】
トラスの各軸力について、引張と圧縮について思い出します。「→←」となったら「外からは引っ張られて」います。だからこれは引張力で+です。逆が圧縮力です。
【支点反力について】
支点部分をそれぞれ1、2と名付け、支点反力を R1、H1、R2 とおきます。H1 = 2、R1 = R2 = 0 です。
【接点法による軸力の計算】
各点を a,b,c,d,e,f とおきます。
各軸の力を出すことができるのですが、部材 A なので「a 点周り」に注目します。すると、横方向の力の釣り合いに注目すれば、部材 A には力がかかっていません。
以上より、正解は 3 です。
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