問 題
土工機械の作業条件に関する次の記述の ㋐、㋑ に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。
「土工機械が地盤上を走行しながら作業を行う場合、土の種類や含水比によって、作業能率が大きく変わる。特に、高含水比の粘性土では、土工機械の走行によるこね返しによって土の強度が著しく低下し、走行不能となることもある。このような走行性の良否を ㋐ という。
㋐ は、一般に、 ㋑ の値で判断される。道路土工要綱において、土工機械の種類ごとに走行に必要な ㋑ の値が決められている。」
正解 (1)
解 説
㋐ ですが
トラフィカビリティーは、現場の地面が建設機械の走行に耐えられるかを表す度合です。
リッパービリティーは、岩石のリッパによる破砕の容易さです。
コンシステンシーは「粘性土(=含水比により、硬くなったり柔らかくなる土)」の、含水比により、硬くなったり柔らかくなる性質 のことです。㋐ は「トラフィカビリティー」が妥当です。
㋑ ですが
トラフィカビリティーは、一般に、コーン指数の値で判断されます。㋑ は「コーン指数」です。コーン指数の値は、対象試料に三角錐の金属コーンを貫入し、抵抗値を図ることで得られる値です。
塑性指数は、ネバネバ変形できる含水比の幅(液性限界ー塑性限界)を示します。塑性指数で判断されるのはコンシステンシーです。
以上より、正解は 1 です。
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