2021年 国家一般職(高卒 技術) No.47 機械工作 解説

 問 題     

砥粒加工(とりゅうかこう)に関する記述 ㋐、㋑、㋒ のうち下線部が妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。

㋐ 研削加工では、焼入れ鋼やセラミックスを加工することができない

プランジ研削は、砥と石いしの幅よりも長い工作物を回転させながら、工作物の長さ方向に砥石又は工作物を往復運動させ、研削を行う加工法である。

ホーニングは、砥石を、回転させながら円筒の内壁に押しつけ、回転方向と直角に往復運動を与えて、円筒の内面を精密に仕上げる加工法である。

1.㋐
2.㋐、㋑
3.㋐、㋑、㋒
4.㋑、㋒
5.㋒

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

砥粒加工とは、極めて硬い物質粒子(砥粒)で、物質をわずかずつ削りながら行う加工です。

㋐ ですが
研削加工は、高速回転する砥石を工作物に押し当てて工作物表面を少しずつ削る方法です。焼入れ鋼やセラミックスも、適切な砥石を用いることで表面加工できます。㋐ は誤りです。

㋑ ですが
記述は「トラバース研削」についてです。「プランジ研削」は、長さ方向と「垂直」に押し当てて研削を行う加工法です。㋑ は誤りです。

㋒ は妥当です。
ホーニングについての記述です。

以上より、正解は 5 です。

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