問 題
無電解めっきに関する次の記述の ㋐、㋑、㋒ に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。
「無電解めっきは、化学反応によって溶液中の金属イオンを ㋐ し、これを素材表面に析出させて皮膜をつくるめっき法である。無電解めっきでは、金属にめっきすることが ㋑、プラスチックにめっきすること ㋒。」
正解 (2)
解 説
㋐ ですが
金属イオンを M+ とします。素材表面に析出させる時の反応は M+ + e– → M です。この時「電子を受け取っている」ので還元です。
酸化還元の定義は、酸素に着目したり電子に着目したりで色々ありますが、電子の授受に注目する場合は、電子を失ったら酸化、電子を受け取ったら還元です。㋐ は「還元」です。
㋑、㋒ ですが
金属にめっきも、プラスチックにめっきも、できます。㋑ が「でき」、㋒ が「もできる」です。ちなみに、プラスチックに対しては一般に電気が流れないため、電気を流して行う「電解めっき」は、プラスチックに対してできません。
以上より、正解は 2 です。
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