問 題
プログラム言語に関する次の記述の ㋐、㋑、㋒ に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。
「㋐ 言語は、プログラム全体を一括して機械語に変換してから実行する。変換作業が全て終わらないとプログラムを実行できないが、プログラムの実行速度は速いという特徴をもつ。
これに対し、 ㋑ 言語は、対話型言語とも呼ばれ、プログラムされた命令を逐次解釈しながら実行する。プログラムをすぐに実行できるが、プログラムの実行速度は遅いという特徴をもつ。㋐ 言語と ㋑ 言語を、 ㋒ 言語という。
機械語はコンピュータが理解できる 0 と1 の組合せで命令を表すが、人間にとって理解しにくいため、より人間の言葉に近い ㋒ 言語が考え出された。」
解 説
㋐、㋑ ですが
「プログラム全体を一括して機械語に変換してから実行」とあるので、㋐ が「コンパイラ」です。「プログラムされた命令を逐次解釈しながら実行する」のは「インタプリタ言語」です。㋑ が「インタプリタ」です。ちなみにアセンブラ(アセンブリ)というのは、変換された機械語と考えればよいです。
コンパイラ言語でのプログラムは、テキストエディタに「main(){return 0}」 と書いて保存した後、コンパイルすることで 「mov rax 0」といった機械語(アセンブラ)に変換してから実行します。代表的言語として C 言語などがあります。インタプリタ言語の代表例は Python などです。コンパイル不要である点が特徴です。
㋒ ですが
C 言語や Python は「高水準」言語です。㋒ に入るのは「高水準」です。ちなみに機械語が低水準言語です。ここで言う「高い」「低い」とは、システム階層においてハードウェア寄りを低いと表現した用語です。
以上より、正解は 4 です。
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