2021年 国家一般職(高卒 技術) No.25 電気基礎 解説

 問 題     

対称三相交流に関する次の記述の ㋐、㋑ に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。

「三相交流のうち、三つの起電力の大きさ(最大値)が等しく、位相差が互いに ㋐ の三相交流を対称三相交流という。対称三相交流において、各相の起電力の実効値が E で等しいものとすると、三相の起電力の瞬時値の和は常に ㋑ となる。」

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

三相交流回路とは、単純な交流回路が3つ組み合わさっているものです。三相交流といえば、基本的には「対称三相交流」を指します。実体としては、回転する棒磁石が中にあって、120°ずつずらしたコイルを置いていると考えればよいです。

このずらしてある「120°」が位相差となります。そして、180° = Π ラジアンなので、120° = 2Π/3 です。㋐ は 2Π/3 です。正解は 3 or 4 です。

三相の起電力の瞬時値の和は常に0となります。これは基礎知識です。

以上より、正解は 3 です。

類題 2019 no25 三相交流回路における線電流

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