公務員試験 2021年 国家一般職(土木) No.38 解説

 問 題     

我が国の港湾に関する記述 ㋐、㋑、㋒ のうち妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。

㋐ 2018 年の我が国におけるコンテナ取扱貨物量の上位 3 港は、大阪港、名古屋港、博多港である。

㋑ 国際競争力の強化を重点的に図ることが必要な港湾として政令で定めるものを、国際戦略港湾という。

㋒ コンテナ船が接岸する岸壁やコンテナの積みおろしを行う荷役機械は、係留施設である。


1.㋐
2.㋐、㋑
3.㋑
4.㋑、㋒
5.㋒

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

㋐ ですが
京浜(東京港・横浜港・川崎港)港が 1 つも入っていないのはおかしいという印象を受けるのではないでしょうか。㋐ は誤りです。ちなみに 2020 年度上位から 東京、横浜、神戸、名古屋、大阪です。


㋑ は妥当です。
国際戦略港湾についての記述です。


㋒ ですが
港湾法に定義される 港湾施設を構成する主要な要素として、外郭施設、係留施設、水域施設があります。

外郭施設の代表例は、防波堤や防砂堤です。
係留施設の代表例は、岸壁や桟橋です。
水域施設の代表例は、航路、泊地などです。

岸壁は係留施設ですが、荷役機械 (にやくきかい) は、荷さばき施設に該当します。係留施設ではありません。㋒ は誤りです。


以上より、正解は 3 です。

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