問 題
次はエリクソン(Erikson, E.H.)の発達理論に関する図である。図中のA,B,Cに当てはまるものの組合せとして妥当なのはどれか。
正解 (1)
解 説
エリクソンは,乳児期から老年期までの人間の生涯発達をライフサイクルという視点で捉え,八つの時期に区別しました。それぞれの発達段階には,解決しなければならない発達課題と,それと対極の危機が想定されています。A と対応するのは「心理・社会的危機」です。ちなみに、イデオロギーは「物事に関して、歴史的・政治的な自分の立場によって構築された考え方」のことです。
青年期(思春期)における課題と危機は「同一性 vs 同一性の拡散」、老年期(成熟期)における課題と危機は「自己統合 vs 絶望」です。同一性をアイデンティティといいます。それぞれの発達段階と、課題と危機の対応は基礎知識です。B と対応するのは「統合性 対 絶望」です。C と対応するのは「アイデンティティ 対 アイデンティティ拡散」です。
以上より、正解は 1 です。
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