公務員試験 2020年 国家一般職(土木) No.39解説

 問 題     

環境に関する記述 ㋐ ~ ㋓ のうち妥当なもののみを挙げているのはどれか。

㋐ プラスチックごみをマイクロプラスチックに加工して処分することは、海洋プラスチック問題の対策として有効であると一般に考えられている。

㋑ 我が国において、一般廃棄物の収集、運搬、処理は、原則として都道府県が実施する。

㋒ 我が国の環境アセスメントの手続きに関して、環境影響評価図書は配慮書、方法書、準備書、評価書の順に作成される。

㋓ メタンを主成分とする天然ガスは、燃焼時に得られる単位熱量当たりの二酸化炭素排出量が石炭や石油に比べて少ない。


1.㋐、㋑
2.㋐、㋓
3.㋑、㋒
4.㋑、㋓
5.㋒、㋓

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

㋐ ですが
マイクロプラスチックは、製品として意図的に製造された微細なプラスチックです。海中汚染の要因として注目されています。「海洋プラスチック問題の対策として有効」ではありません。㋐ は誤りです。

㋑ ですが
一般廃棄物とは、産業廃棄物以外の廃棄物です。一般的なごみは一般廃棄物に含まれます。これらの収集、運搬、処理は原則として「市町村」が実施します。都道府県ではありません。㋑ は誤りです。

㋒ は妥当です。
環境アセスメントにおける環境影響評価図書に関する記述です。

㋓ は妥当です。
天然ガスについての記述です。


以上より、正解は 5 です。

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