公務員試験 2019年 国家一般職(高卒 技術) No.94解説

 問 題     

電気設備に関する次の記述の ㋐、㋑、㋒ に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。

「契約電力が高圧又は特別高圧の大規模な建築物の場合には、一般に、使用する電圧にするための ㋐ を設置する室が設けられる。その室の位置は、電気設備容量の ㋑ ところに近接して設けられることが望ましいが、地下階や屋上階に設置されることも多い。

契約電力が 50 ~ 100 kW の小規模の場合には、 ㋐ を設置する室を設けずに、 ㋒ が屋内や屋外に設けられることが多い。」

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

㋐ ですが
「・・・使用する電圧にするための ㋐」とあるので、使用する電圧とは異なる電気が既にあり、電圧調整のために使うのが ㋐ と読み取れます。発電機は電気をそこで作るための機械なので不適切と考えられます。㋐ は「受変電設備」です。正解は 3 ~ 5 です。

㋑ ですが
次の ㋒ で正解は1つに決まるので、いったん飛ばしてよいです。判断しきれない選択肢ではないかと思われます。「大きい」が当てはまります。

㋒ ですが
キュービクルは、変圧器など受変電に必要な機器一式を金属製の箱に収納したもののことです。(H28no94 電気設備)。これが基礎知識です。ちなみに、バスダクトは導体である銅やアルミニウムを絶縁物で被覆して、鉄などの金属のケースに収納された電路のことです。ケーブルに比べて大電流を流すことができます。

受変電設備の代わりに設けられるものなので「キュービクル」が妥当です。

 

以上より、正解は 5 です。



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